第二種電気工事士の勉強時間は?40代・朝が苦手でも約120時間で受かった配分
必要な勉強時間は、いまの予備知識と、生活の中で確保できる時間で変わります。 私の場合は、40代・電気の知識ほぼゼロ・働きながらの独学で、学科 約90時間+技能 約30時間、合計 約120時間でした。 この記事では、その内訳と、残り期間からの逆算、生活のどこに時間を置いたかを整理します。自分に必要そうな時間と、いつから始めるかを決める材料にしてください。
「第二種電気工事士って、どれくらい勉強すればいいんだろう」。 働きながらだと、そもそも時間が取れるのか不安になりますよね。私も最初はそうでした。
夜に机へ向かえなくても、朝が苦手でも、それは意志の弱さではありません。時間が取りにくいのは、40代なら自然なことです。
「40代で、電気の知識はゼロ。今さら間に合うのか」——そう感じても、おかしくありません。 ただ、必要な時間は条件で変わるので、他人の合計時間だけを眺めても答えは出にくいです。自分の条件に当てはめて考えた方が早く決まります。
私の実感では、この資格は車の免許と同じ感覚でした。 内容そのものは難しくない。でも引っ掛け問題が多いので、問題と顔見知りになっていないとミスります。 だから私は、合計時間を増やすことより、見慣れるまで回すことに時間を寄せました。
この記事では、私が実際に使った時間の内訳と置き場所を、 40代・電気ゼロ・朝が苦手だった頃の実体験として整理します。 読み終えたときに、必要そうな時間の見当と、生活のどこに置くかを自分で決められる状態を目指します。
私は水道専門で転職した設備屋で、入社当初は電気がゼロでした。 第二種電気工事士を取ったのは入社2年目。40代からの挑戦でしたが、一発で合格できました。
ただし、これは私の場合の話です。生活リズムや予備知識で必要な時間は変わるので、 「120時間で必ず足りる」と考えるより、自分が問題と顔見知りになれるまで回す目安として見てください。
ポイントは、毎日フルに頑張ったわけではないということ。朝が苦手なまま、月30時間ペースを3カ月積んだだけで学科の土台はできました。
つまり私の場合、勉強時間は合計の多さより「いつ・生活のどこに置くか」で決まりました。 ここからは、その中身を条件と数字に分けて説明します。
リクルド(旅する書庫番)この記事の結論
- 私の場合は学科 約90時間+技能 約30時間=合計 約120時間でした
- この120時間は一般的な正解ではなく、40代・電気ゼロ・働きながら・独学・約3カ月という私の条件での記録です
- 生活では夜ではなく朝5:00〜6:30に枠を置き、できる日を積んで月30時間ペースになりました
- 学科を固めてから技能へ。技能は学科合格後の約1カ月・約30時間で練習しました
- 最後は時間ではなく到達度。問題が“顔見知り”になったかで仕上がりを見ています
📚 第二種電気工事士|次に読む順番
全体像はこのページで十分です。あとは、自分に必要な順に1本ずつ読めば大丈夫。焦らなくていいので、まずは「どれくらい勉強するか」から。難易度が不安な人はそのあと、教材は迷ったときだけで構いません。
勉強時間
約120時間の配分。全体量を知りたい人へ。
勉強量を確かめる → STEP 2|次に不安を潰す難易度
「やめとけ」の真偽と、つまずき所を先に潰したい人へ。
不安を整理する → STEP 3|迷う人だけテキスト・教材
教材を増やしすぎず、SAT+過去問で進めたい人へ。
教材迷いを止める →もう少し整理したい人は、必要な場所だけ進んでください。
※受験案内・試験日程・合格基準・CBT対応は変更される可能性があります。最新情報は必ず公式(電気技術者試験センター)で確認してください。
条件別に必要時間を考える
先に結論です。必要な時間は、いまの予備知識と、生活の中で確保できる時間で変わります。まず私の条件と数字を目安として置き、そこから自分の条件へ当てはめてください。
約120時間は、どんな条件での数字か
合計時間だけを比べても意味が薄いので、先に私の条件を出しておきます。
- 40代
- 電気の知識はほぼゼロから
- 会社員として働きながら
- 独学(通学なし)
- 設備の仕事をしていた(水道が専門)
- 期間は約3カ月
- 合計 約120時間
→ 記憶と当時のペースからの概算です。1分単位で記録していたわけではありません。
私が示せるのは、上の条件で回した場合はこうなったという一件の記録までで、これを一般的な正解として渡すことはできません。
学科と技能では必要時間が違う
120時間は、ひとかたまりで使ったわけではありません。私の場合の内訳は次のとおりです。
- 学科:約90時間
- 技能:約30時間
- 合計:約120時間
注意したいのは、これが「90時間やれば学科に受かる」「30時間やれば技能に受かる」という基準ではないことです。 あくまで、私がその時間を使った結果、一発で通ったという記録にすぎません。
それでも内訳を先に知っておくと、残り期間の使い方を考えやすくなります。 学科の方が必要時間が大きく、技能は学科のあとに短期集中で入る——この重さの違いだけでも、計画の形はかなり決めやすくなります。
必要時間は条件によって変わる
同じ約120時間で足りる人もいれば、もっとかかる人もいます。 この差は、能力の差というより条件の差です。 私が持っているのは自分の条件の記録だけなので、 「未経験なら何時間」「経験者なら何時間」といった他人の数字は出せません。 代わりに、どこが違うと時間が変わるのかを並べておきます。
- 電気の予備知識(学校や仕事で触れたことがあるか)
- 1週間に確保できる時間と、その安定度
- 勉強に使える時間帯(頭が動く時間かどうか)
- 計算問題や配線図など、分野ごとの得意不得意
- 独学か、講座を使うか
この5つのうち自分に不利なものが多いほど、私の120時間より余裕を見た方が安全です。 逆に、電気に触れた経験がある人は同じ時間を使う必要がない場合もあります。 数字を先に決めるより、自分の条件が私とどこで違うかを見てから時間を置く方が、途中で計画が崩れにくくなります。
ここで「自分はもっとかかりそうだ」と分かった場合も、それは出遅れではありません。 逆算に使う目盛りが、他人の数字から自分の数字へ変わっただけです。 むしろ、その方があとから計画を作り直す回数は少なくなります。
試験までの残り期間から逆算する
「今から始めて間に合うのか」は、残り期間と、週に確保できる時間から逆算すると見えてきます。考え方は単純です。
必要時間の目安 ÷ 1週間に現実的に確保できる時間 = 必要な週数の目安
たとえば私の約120時間を目安に置いて、週10時間なら単純計算で約12週です。週5時間なら約24週になります。 ここで大事なのは、「がんばれば取れる時間」ではなく「疲れている週でも取れる時間」で計算すること。 理想のペースで割ると、崩れた週から一気に計画が壊れます。
計算してみて残り週数が足りない場合も、選択肢はいくつか残ります。
- 週の時間を増やすのではなく、置く時間帯を変えてみる(→ 次の章)
- まず学科に集中し、技能はその後で切り替える(→ 学科と技能の配分の章)
- 今回は準備期間と割り切り、次の回に照準を合わせる
間に合うかどうかは、この逆算で完全に決まるものではありません。あくまで、始めるかどうかを判断するための材料です。 試験日そのものは年度で変わるため、日程は公式で確認してください。
▶ 試験日程・受験案内(公式)
生活のどこに時間を置くか
先に結論です。月30時間を新しく作ろうとするより、確実に頭が動く時間帯へ枠を移す方が、私の場合は続きました。
当時の私は設備の仕事で、帰宅時間が安定しませんでした。夜に机へ向かっても眠気で頭が動かず、机に座った時間だけが過ぎていく。 この資格勉強が、私の朝活の始まりです。一旦寝て朝やろうと決めました。当時は8時出社だったので、朝の枠は5:00〜6:30。
ただ正直に言うと、朝活を始めたばかりで毎日きっちり1時間半できたわけではありません。 起きて顔を洗い、コーヒーを飲みながらSATの動画講義を見る。できる日を積み上げて、結果として月30時間ペースでした。
つまり月30時間は、毎日を完璧に埋めて出した数字ではありません。埋まらない日を前提にしても届いた、という記録です。 続いた理由も、意志が強かったからというより、埋まらない日があっても崩れない場所へ枠を置いたからだと思っています。
ここから読者側で使えるのは「朝が正解」という話ではなく、 自分が確実に機能する時間帯を1つ決めて、そこへ枠を固定するという考え方の方です。
夜の方が集中できる人は、夜のままで問題ありません。 判断の目安は、先週その時間帯に何日座れたか。座れなかった日が多い時間帯に足しても、時間は増えにくいです。 なお、睡眠を削らないと朝の枠を作れない状態なら、先に就寝時間を整える方が安全です。 これは勉強をやめる話ではなく、整える順番を入れ替えるだけの話です。
ミケ(仕組み職人)🧭 関連:戦い方の前提(案内所)
学科と技能をどう配分するか
先に結論です。私は同時進行にせず、学科が終わってから技能へ切り替えました。
技能は学科のあとに切り替えた
学科と技能を並行させると、頭の中で内容が混ざります。工具や材料を触る技能は準備も必要なので、 学科の途中で手を出すと、そのぶん学科の回転が止まりました。
そこで私は、学科が終わるまで技能に手をつけませんでした。 学科と技能は試験日も別なので、順番に片づけても間に合います。 迷いを減らすという意味でも、この配分は私には合っていました。
学科合格後の約1カ月・約30時間
技能に使ったのは、学科の合格が分かってからの約1カ月・約30時間です。 期間が短く見えるかもしれませんが、やることが候補問題に絞られるぶん、学科より迷いが少ない期間でした。
逆に言えば、時間の見積もりで重くなるのは学科側です。 残り期間から逆算するときも、まず学科に必要な時間を確保し、技能はその後ろに1カ月前後の枠を置く形にすると計画が立てやすくなります。 なお、これも私の記録であって、練習に必要な回数や時間には個人差があります。
スミス親方時間を溶かす行動を減らす
先に結論です。私は、限られた時間を過去問へ回すために、まとめノートづくりと教材を増やすことをやめました。
働きながらだと、勉強時間は増やすより減りにくくする方が現実的です。 私の場合、時間が溶けていたのは机に座っていない時間ではなく、座っているのに問題を解いていない時間でした。
- まとめノートを作らない(書き写す時間が長くなった)
- 紙は1枚だけ(計算用)→ 書きなぐって捨てる
- 参考書・教材を増やさない(どれを回すか迷う時間が増えた)
- 勉強垢・SNSを巡回しない(他人の進み具合が気になった)
→ 目的は「記録を残すこと」ではなく、問題と顔見知りになることでした。
ここで言いたいのは、ノートを作る勉強法が非効率だということではありません。 手を動かして書いた方が入る人もいます。私の条件では、書き写しに使う時間を過去問へ回した方が回転が上がった、というだけです。
判断の仕方としては、その作業が終わったあと、解ける問題が増えているかを見てください。 増えていない作業は、勉強時間の中では優先度を下げてよい部分です。
リクルド(旅する書庫番)最後は「何時間やったか」ではなく到達度で決める
先に結論です。時間は計画を作るための材料で、仕上がりを決める材料ではありません。私は最後、問題が“顔見知り”になったかで判断しました。
時間だけで測ると不安が残る
約120時間という数字は、あくまで私の実体験の目安です。 何時間勉強したかだけで、仕上がりを判断することはできません。
時間だけを見ていると、予定の時間に達しても「これで足りたのか」が分からず、不安だけが残ります。 そこで、役割を分けて考えると整理しやすくなります。
- 時間:いつから始めるか、週にどれだけ置くかを決める計画の材料
- 到達度:もう次へ進んでよいかを決める仕上がりの材料
「問題を見た瞬間に知ってる」と思えるか
私が仕上がりの目安にしていたのは、過去問を開いたときの感覚です。 問題を見た瞬間に「これ知ってる」と思えるか。初対面の問題ばかりではなく、顔見知りになっているか。
この資格は、内容そのものより引っ掛けでミスが出ます。 だから「理解できたか」より「見慣れたか」の方が、私には当日の手ごたえに近い感覚でした。 ここでの顔見知りは、正答率のような数値基準ではなく、私が自分の状態を測るために使っていた感覚です。
続けるか、次へ進むかを到達度で決める
予定の時間に達したから終わり、ではありません。私は次のように見ていました。
- 開くたびに初対面の問題が多い
- 解けた問題でも、なぜその答えになるか説明しにくい
- 同じ引っ掛けに、何度も同じ形で引っかかる
- 問題を見た瞬間に「これ知ってる」と思う回数が増えた
- 間違えても、どこを勘違いしたかがすぐ分かる
- 解き方が安定して、時間内に一周できる
→ 私の判断の仕方です。合格を保証する基準ではありません。
予定より早く顔見知りになれば、残り時間は苦手な問題の確認へ回します。 まだ初対面ばかりなら、時間を足すのではなく、回す範囲を絞って同じ問題に再会する回数を増やす方が近道でした。
順番の前提だけ確認する
先に結論です。確保した時間は、「理解 → 過去問 → 繰り返し」の順に使いました。
- まず動画やテキストで全体を一度理解する
- 次に、同じ範囲の過去問をすぐ解く
- 間違えたところを繰り返して見慣れる
教材は増やしませんでした。私はSATの講義とテキストを軸にして、腑に落ちないところだけYouTubeで補いました。 どの教材をどう選ぶかは、この記事では扱いません。
よくある疑問(間に合うか・試験日・申込・CBT)
残り期間と、週に確保できる時間から逆算すると判断しやすくなります。 必要時間の目安 ÷ 週に確保できる時間 = 必要な週数の目安。私の約120時間を目安に置くなら、週10時間で単純計算 約12週です。 計算に使うのは「がんばれば取れる時間」ではなく「疲れている週でも取れる時間」。 足りなければ、今回は学科に集中する、次の回に照準を合わせる、という選び方も残ります。試験日は年度で変わるため、公式で確認してください。
第二種電気工事士は年2回実施されます。具体的な試験日は年度で変わるため、必ず公式で最新の日程を確認してください → 電気技術者試験センター
申込は試験センターの公式サイトから行います。受付期間が決まっているので、勉強を始める前に先に申込日をカレンダーに入れておくと安心です。 手順・必要事項は年度で変わることがあるため、最新は公式でご確認ください。
CBTは、紙のマークシートではなくパソコンで受ける方式のことです。学科でこの方式が使われる場合があります。 対応状況や会場は年度で変わるため、申込時に公式で確認してください。
私は基本、SAT(教科書+講義)+過去問ドットコムの2つに絞りました。 アプリをいくつも入れるより、教材を増やさず回す方が私には続きました。刺さらない所だけYouTubeで補強、で十分でした。 → 第二種電気工事士(SAT)/過去問ドットコム
まとめ:時間は計画の材料、到達度は仕上がりの材料
- 私の場合は約120時間(学科90+技能30)。40代・電気ゼロ・働きながら・独学・約3カ月という条件での記録です
- 予備知識、週に取れる時間、時間帯、得意不得意で必要時間は変わる。必要時間 ÷ 1週間に確保できる時間 = 必要な週数の目安で逆算する
- 時間帯は、確実に頭が動く枠を1つ決める。私は朝5:00〜6:30に置き、できる日を積んで月30時間になりました
- 学科を固めてから技能へ。技能は学科合格後の約1カ月・約30時間でした
- ノートづくりや教材追加より、過去問へ時間を回す。解ける問題が増えない作業は優先度を下げる
- 最後は時間ではなく到達度。問題が“顔見知り”になったかで、続けるか次へ進むかを決める
必要そうな時間と置き場所が見えたら、次の問いは「その時間で何をするか」です。とはいえ、今日ぜんぶ進める必要はありません。 まずは全体の進め方から確認したい人は勉強方法の記事へ、学科が終わって技能段階に入る人は技能記事へ進んでください。
※本記事は筆者の実体験に基づく内容です。勉強時間・合格までの期間には個人差があります。試験日程・受験案内・合格基準・試験範囲・CBT対応は変更される可能性があります。最新情報は必ず電気技術者試験センター等の公式情報で確認してください。

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