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「過去問を開いたら、専門用語ばかりで一問も進めなかった。」
そういう経験が一度でもあるなら、それはやる気の問題ではありません。
「また止まった。やっぱり自分は勉強が向いていないのかもしれない。」
そう思いながら、また教材を閉じた経験がある人へ。
止まったのは、あなたのせいではありません。
順番が合っていなかっただけです。
リクルド(旅する書庫番)最初の過去問で「これ、日本語か?」ってなった。
専門用語に慣れる前に入ったから、止まったんです。
王国流7回転は、最初から理解しようとしない勉強法です。
まず全体像を見る。次に言葉に慣れる。そのうえで過去問を何度も回す。
この順番で進めると、勉強が苦手な人でも止まりにくくなります。
このページでは、40代・家族持ちの王が実際にやっていた勉強設計を、失敗談も含めてそのまま書いています。
王国流7回転は、完璧に覚える勉強法ではありません
王国流7回転は、最初から完璧に理解するためではなく、分からない状態から少しずつ慣れていくための設計です。
1回で覚えようとすると、分からない場所で止まります。
止まるたびに自己嫌悪が積まれる。これが続かない一番の原因です。
7回転の考え方はシンプルで、理解より先に、触れる回数を増やすことを優先します。
同じ問題・同じ言葉に何度も出会ううちに、意味が自然と見えてきます。
スミス親方何度も当てているうちに、勝手に整ってくる。
回転ごとの変化(感覚のログ)
- 1〜2回転:意味が分からなくて当然。「見たことある」を積む段階。
- 3〜4回転:見覚えが出てくる。既視感が増える。
- 5回転:なんとなく分かってきた、という感覚が出る。
- 6〜7回転:勉強じゃなくなる。手が動く作業になる。
この勉強法に変えた理由は、給水装置工事主任技術者で一度落ちたからです
王国流7回転の出発点は、給水装置工事主任技術者試験に一度落ちた失敗です。
「何周もした。これだけやれば大丈夫なはず。」
そう思って試験に向かい、結果を見て初めて足切りに気づいた。
「何周した」という感覚と、「仕上がっているか」は、別の話だったのです。
もし今、過去問を回しているのに手応えが出ない、どこが弱いのかよく分からない、と感じているなら、同じ止まり方をしているかもしれません。
リクルド(旅する書庫番)「これだけやったんだから大丈夫」と思って試験に向かいました。
最初の3問、公衆衛生学をすべて外した。
結果を見て初めて、足切りで不合格になっていたことに気づきました。
試験中は、弱点がどこかを把握できていなかったのです。
3周したこと自体は間違いではありませんでした。
ただ、ただ回すだけでは、どこが本当に弱いか見えていなかった。それが問題でした。
スミス親方「どこで毎回間違えているか」が見えているかどうか。
そこが分かれ目だ。
この経験から、「回すだけ」ではなく「毎回間違える弱点が見える状態を作ること」が必要だと分かりました。
それが、今の王国流7回転の設計につながっています。
※7回転システムは、山口真由著『7回読み』勉強法の考え方に影響を受けています。ただし本の内容を要約したものではなく、王が資格勉強で一度失敗し、動画で全体像を見る→専門用語に慣れる→過去問を何度も回す、という形へ変換した実践方法です。
勉強が苦手なら、いきなり過去問から入らなくていい
専門用語で止まる人は、過去問の前に動画や入門教材で全体像を見る方が進みやすいです。
過去問から入ること自体は大事です。
ただし、言葉が分からない状態で入ると、一問ごとに引っかかって先へ進めなくなります。
止まりすぎると、そこで勉強が終わります。
まず動画や入門教材で全体像を見る目的は、覚えることではなく「聞いたことがある言葉」を増やすことです。
言葉に少し慣れた状態で過去問に入ると、止まりにくくなります。
リクルド(旅する書庫番)体系的にまとまっていて、他の教材を買い足さずに進められた。
ただ大事なのは、全体像を見られること。
7回転で大事なのは、弱点が見える状態を作ることです
7回転の価値は、正答率を上げることだけでなく、毎回間違える弱点を見えるようにすることです。
何度も回すと、「あ、またここを間違えた」という場所が見えてきます。
それが分かれば、そこへ集中して戻れます。
7回転は、戻るべき場所を見つける仕組みでもあります。
弱点の処理の仕方
- まず過去問ドットコムの解説で確認する。分かればOK。
- それでも分からない時は、動画解説や参考書に戻る。
- 弱点の処理は、ながら学習ではなく集中して理解する時間にあてる。
スミス親方そこが見えた時、7回転は本当に機能し始める。
王国流7回転の流れ
王国流7回転は、動画で全体像を見て、用語に慣れてから、過去問を何度も回す順番で進めます。
- 全体像を見る
動画や入門教材で、試験全体の地図をざっくり見る。 - 言葉に慣れる
専門用語を完璧に覚えず、「聞いたことがある」状態を作る。 - 過去問を回す
分からなくても止まりすぎず、解説を見ながら進める。 - 弱点を見つける
毎回間違える場所、理解が浅い場所を記録する。 - 戻って整える
弱点だけ動画・参考書・解説に戻って理解を深める。
最初から全部理解しようとしなくて大丈夫です。
大事なのは、止まらず回りながら、弱点が見える状態へ近づけることです。
7回という数字は、高めに置く目標です
「本当に7回も必要なのか」と感じるかもしれません。
王国流では、7回という数字を低く妥協しないための目安として置いています。
過去問8年分を、正答率90%以上で安定してクリアできるなら、5回転でも仕上がる場合があります。
ただし、最初から5回を目標にすると、実際には3回で止まりやすいです。
スミス親方最初から少し高めに置け。そこでやっと、仕上がりに届く。
7回は、根性論ではありません。
弱点が見えるまで触れる回数を確保するための、現実的な上限目標です。
1日の勉強時間は、朝に寄せると続きやすい
王は、資格勉強を夜ではなく朝に寄せていました。
理由は単純で、夜は疲れていて、家族時間もあるからです。
朝は、まだ他の予定に割り込まれにくい時間です。
30分でも、毎日同じ時間に過去問や動画に触れると、勉強が「気合い」ではなく「配置」になります。
王の場合、朝4時に起きるために、6時間は睡眠を確保したいと考えていました。
そのため、夜10時には寝るようにしていました。
1時間しか取れない日は、歩きながら30分インプットして、残り30分で過去問を回す。
1〜2時間取れる日は、最初の30分を歩きながらのインプットに使い、残りを過去問にあてていました。
王は、テキストを開くと眠くなるタイプでした。
だから、最初から机で読み込むのではなく、歩きながら動画や音声で全体像を入れる形に変えました。
40代・家族持ちでまとまった時間が取りにくい人ほど、長時間より短時間を固定することが大事です。
起きられなかった日は、自分を責めずに夜を整える
朝活で勉強すると決めても、起きられない日はあります。
そこで「自分はダメだ」と責めると、翌日も戻りにくくなります。
起きられなかった日は、気合いを足すより、夜の配置を見直します。
寝る時間、スマホを見る時間、家事の順番。
どこかを少し整えるだけで、翌朝のハードルは下がります。
リクルド(旅する書庫番)崩れた日は、気合いじゃなくて配置を見直す。それだけ。
家族時間を壊さないために、夜は勉強しない
王は、夜はまったく勉強しませんでした。
妻と子どもが起きている時間は、家族時間にしていました。
家事などやるべきことを先にやって、後でやりたいことをやる。
家族時間を壊さない形だから、長く続けられたと感じています。
続けられた理由は、強い意志ではなく、壊さなくていい配置に変えたからでした。
スミス親方やりたいことは、その後に来る。
失敗した回し方と、今なら変えること
落ちた時と今なら変えることを整理すると、違いは「回数」ではなく弱点の見え方にあります。
| 比較軸 | 落ちた時 | 今なら |
|---|---|---|
| 入り方 | いきなり過去問に近い | 全体像を見てから入る |
| 回数の見方 | 3周したことで安心 | 7回転を目安に置く |
| 弱点の把握 | 結果を見るまで気づかなかった | 毎回間違える場所を見えるようにする |
| 分からない箇所 | 流れで済ませがち | 解説・動画に戻る |
| ゴールの置き方 | 「何周したか」 | 「どこまで仕上がったか」 |
王国流7回転が向いている人・向いていない人
王国流7回転は、勉強が苦手で、専門用語で止まりやすい人に向いています。
向いている人
- 勉強が苦手、または続いた経験が少ない
- 専門用語で止まりやすい
- 本を読むと眠くなる
- 家族持ちで、まとまった勉強時間が取りにくい
- 何度も触れる方が覚えやすい
- 弱点がどこか、自分でも分からない
向いていない人
- 一発で深く理解してから先へ進みたい
- 短期間で一気に詰め込みたい
- 回数を重ねることが極端に苦手
- 解説や動画に戻るのが面倒に感じる
資格別に見る王国流7回転の使い方
王国流7回転をしっかり使って合格まで持っていったのは、給水装置工事主任技術者と施工管理です。
一度不合格になって学んだ技術で、二度目に仕上げました。
他の資格でも、もう一度受けるなら7回転前提で予定を組みます。
ただし、資格ごとに試験形式や必要な対策は違います。
第二種電気工事士のように実技・技能が絡むものは、別の設計も必要です。
スミス親方積み上がった自分が、次の武器になる。
自分が受ける資格の勉強設計はこちら:
勉強の摩擦を減らす道具
勉強を続けるには、やる気だけでなく摩擦を減らす道具も大事です。
- すぐ見られる動画教材
- 解説付きの過去問サイトや問題集
- 朝に机へ向かいやすい環境
- 音声学習に使えるイヤホン
- 弱点を書き残せるメモやノート
道具は、勉強を楽にする魔法ではありません。
ただ、始めるまでの摩擦を減らしてくれます。
ChatGPTのようなAIも、勉強を代行する道具ではありません。
分からない用語や間違えた理由を整理し、最後は自分で解ける状態に戻すための補助として使います。
AIを資格勉強の補助先生として使う方法は → 資格勉強のAI活用法へ
朝活や音声学習を続ける環境を整えたい方は、道具屋も参考にしてください。
7回転シリーズの道具編を読みたい方は → 第4章:道具を揃える
よくある質問
過去問から始めなくてもいいですか?
はい。言葉に慣れていない段階で過去問に入ると止まりやすくなります。
まず動画や入門教材で全体像を見てから過去問に入る方が進みやすいです。
7回も回す必要がありますか?
過去問8年分を正答率90%以上で安定してクリアできるなら、5回転でも仕上がる場合があります。
ただし低い目標を置くと妥協しやすくなるため、王国流では最初から7回転を目安に置いています。
毎回間違える問題はどうしますか?
まず過去問ドットコムの解説で確認します。
それでも分からない時は動画解説に戻ります。弱点処理はながら学習ではなく、集中して理解する時間にあてます。
朝起きられなかった日はどうしますか?
自分を責めるより、明日起きやすくするために夜を整えることを優先します。
気合いで解決しようとするより、「夜早く寝られる配置」を見直す方が現実的です。
家族がいても続けられますか?
王は家族がいる状態で、夜は勉強せず家族時間にしていました。
朝に集中する時間を作る形にすると、家族時間を壊さずに続けやすくなります。
独学でも使えますか?
独学でも使いやすい考え方です。
ただし、分からない部分を放置しないために、動画解説や解説付き過去問を組み合わせると弱点処理がしやすくなります。
本を読むのが苦手でもできますか?
進めやすくなります。最初から参考書を読み込むのではなく、動画や解説で全体像をつかみ、過去問で触れる回数を増やす形にすると止まりにくくなります。
何周したら合格できますか?
回数だけでは決まりません。大事なのは、毎回間違える弱点が見えていて、そこを処理できているかです。
7回転は、弱点を見えるようにするための目安として置いています。
途中で飽きたらどうすればいいですか?
飽きる前提で、勉強を小さく分けます。
30分だけ、1分野だけ、間違えた問題だけなど、再開しやすい単位にすると戻りやすくなります。
落ちたらどうすればいいですか?
王も一度落ちています。落ちた後に何が足りなかったかを見て、次の設計を変えました。
弱点が見えていなかったなら、次は「毎回間違える場所を記録する」ことを加えてみてください。
次に読む記事
ここまで読んだということは、少なくとも「止まる理由」は分かった状態のはずです。
始められそうだと思えたなら、それで十分です。あとは資格ごとの設計へ進むだけです。
次は自分が受ける資格の記事へ進んでください。
資格ごとの試験範囲・回し方・弱点処理の設計はそちらに書いています。
勉強の順番は見えたけれど、朝活や音声学習を続ける環境を整えたい方は → 道具屋へ
資格を取る意味や、王国全体の資格ルートをもう一度確認したい方は → 武器屋へ戻る
