排水設備工事責任技術者の勉強時間|目安は30〜50時間。ただし決め手は「正答が安定したか」
「あと何時間やれば間に合うんだろう」——仕事をしながら受ける人ほど、まずここが気になると思います。目安は30〜50時間。ただ、この試験は時間の長さで合否が決まる試験ではありません。 私の場合、決め手になったのは、標準問題集の正答がどこまで安定したかでした。そして朝型人間になる必要もありませんでした。試験の2か月前に朝の枠を起動して、終わったら元の生活に戻る——私はそのやり方で間に合いました。
「排水設備工事責任技術者の勉強時間って、どれくらいかかるんだろう」。 仕事を続けながら受ける人ほど、まずここが気になると思います。私もそうでした。
先にお伝えします。時間が気になるのは、意識が低いからでも、準備不足だからでもありません。生活の中に勉強を入れようとしている人ほど、まず「どれだけ削られるか」を知りたくなる。ごく自然な順番です。 そして時間を数えたくなるのは、たぶん「やったのに届かなかった」を、もう一度見たくないからだと思います。この記事は、その不安を数字ではなく、終わりが自分で分かる基準へ置き換えるために書いています。
目安は30〜50時間です。ただし、これは一気に確保する時間ではなく、2か月で少しずつ積み上げる目安です。
私が受けてみて感じたのは、勉強時間の長さそのものより、標準問題集を何度も回して正答が安定したかどうかのほうが、手応えを大きく左右したということです。 少なくとも私の場合は、差が出たのはここでした。
この記事では、時間の目安と内訳、2か月の組み方、そして「どこまで仕上がれば本番に入っていいか」の判断軸を、私自身が働きながら受けたときの実体験をもとに整理します。
読み終えたときに決まるのは、2つです。
いつ始めるか(試験日の2か月前)。そして、どこで終わりにするか(正答が安定したところ)。
この2つが決まると、「あと何時間」を数える必要がなくなります。
私は設備の仕事をしながら、電気・排水・給水と資格を取ってきました。排水は、その中でも早い時期に受けた試験です。
記憶では、私が排水を受けたときは標準問題集を3回転ほどでした。 それでも試験を終えた直後に「これは大丈夫そうだ」という感触がありました。
あとで詳しく書きますが、私がよく話す7回転という考え方に出会ったのは、この試験のあとです。 次に受けた給水で一度落ちて、勉強のやり方そのものを見直したときに知りました。 だから、この記事に出てくる回転数の話は「当時の私」と「今の私」を分けて書いています。
リクルド(旅する書庫番)この記事の結論
- 勉強時間の目安は30〜50時間。一気にではなく2か月で積む形が現実的
- 内訳の目安は動画10〜15時間/問題集の反復20〜30時間/計算の重点5時間前後
- 標準問題集は私が使ったもので86問ほど。最初の1〜2周は重く、周回を重ねるほど速くなる
- 私は試験の2か月前に朝の枠を起動し、終わったら元の生活に戻していた。朝型人間になる必要はなかった
- 私が本番に入ると決めた基準は、時間ではなく「もう迷わず答えられる」状態になったかどうか
排水設備工事責任技術者は、今の状態に合う1本から読めば大丈夫です
最初から順番に読む必要はありません。
いま知りたいことに近いものを、1つだけ選んでください。
このほか、 勉強時間の目安、 取得後の更新・有効期限、 勉強の型そのものを見たいときは7回転、 ほかの設備資格は武器屋へ。
※試験日・申込方法・講習・更新条件などは、自治体や実施機関によって異なる場合があります。最新情報は必ず自分の自治体・実施機関の一次情報で確認してください。
結論|時間より「正答が安定したか」で判断する
先に結論です。勉強時間は目安として持ちつつ、本番に入る判断は「標準問題集の正答が安定したか」に置くと、私は落ち着いて臨めました。
勉強時間は、実務経験・得意不得意・生活リズムで大きく変わります。だから「何時間やれば受かるか」に、万人共通の正解は出ません。 同じ40時間でも、1冊を仕上げた40時間と、教材を広く触った40時間では、中身がまったく違います。
持っておくべき軸は、これです。
標準問題集を「過去問」として回し、正答が安定するまで繰り返す。
時間はカウントできますが、仕上がりは測れません。だから時間で安心しようとすると、いつまでも終わりが見えなくなります。 逆に「もう迷わず答えられる」を基準にすると、終わりが自分で分かります。 始まりのほうも同じでした。私は生活を作り変えなくても、試験の2か月前に枠を立ち上げるやり方で間に合いました。
目安は30〜50時間|内訳と、86問という量
先に結論です。私の体感では30〜50時間が現実的なラインでした。内訳の目安はこうなります。
- 動画で全体像を把握:10〜15時間
- 標準問題集の反復:20〜30時間
- 計算問題の重点練習:5時間前後
この数字が現実的に見えるかどうかは、量が分かると判断しやすくなります。 私が使った標準問題集は、全部で86問ほどでした。年度によって改訂されることがあるので、手元のものを一度数えてみてください。 最初の1〜2周は解説を読みながら進めるので時間がかかりますが、周回を重ねるほど1周にかかる時間は短くなっていきます。 記憶では、私はこの積み上げで20〜30時間ほどでした。
ただし、これはあくまで目安です。実務経験がある人は法令・基礎の吸収が早く、計算が得意な人は後半で一気に詰められます。 逆に、どちらも初めてなら上振れします。そこは自分の状況で調整してください。
「あと10時間」を目標にすると、その10時間を終えた朝にも、不安が同じだけ残っていることがあります。 時間は積み上げた量の記録であって、仕上がりの証明ではないからです。 目標に置くなら、時間ではなく「正答が安定したか」のほうが、終わりが見えます。
回転数の考え方|当時の私と、今の私
先に結論です。回転数に絶対の正解はありません。回数ではなく、正答が安定したかどうかで見てください。
私は教材を増やすより、1冊を仕上げるほうが手応えがありました。使うのは標準問題集だけで十分でした。
当時の私は、3回転ほどで受験しました
振り返ると、私が排水を受けたときは3回転ほどです。 決して仕上げきったとは言えない状態でしたが、試験を終えた直後には「これは大丈夫そうだ」という感触がありました。
7回転という考え方に出会ったのは、この試験のあとです
私はよく「7回転」という言い方をします。ただ、これは排水のときの私の実績ではありません。
次に受けた給水装置工事主任技術者で一度落ちて、勉強のやり方そのものを見直したときに、7回読み勉強法の本と出会いました。 それ以降の資格では、この回し方を使っています。
だから7回転は、今の私が振り返って「ここまで回せていたら、もっと落ち着いて本番に入れた」と思う目安です。 今もう一度排水を受けるなら、正答率が9割で安定するところまで持っていくと思います。 そこに届くなら、3回転でも7回転でも構いません。
- 当時の私:標準問題集を3回転ほどで受験。試験直後に手応えはあった
- 今の私なら:正答率9割で安定するまで仕上げてから受ける。回数そのものにはこだわらない
※7回転は、この試験のあとに確立した目安です。ノルマではなく、迷いを減らすための道のりとして読んでください。
1〜2周目:解けなくて大丈夫(型を覚える)
最初は「解く」より、問題の出され方をつかむことが目的です。 問題を見る → 解答を見る → 解説をなぞる。この流れで進めます。 分からないものを無理に考えて詰まる必要はありません。最初から全部分からなくても、その入り方で合っています。
3周目以降:間違いだけ潰す
3周目からは「解く → 間違い確認 → 解き直し」のループに入ります。 全部を丁寧にやり直さず、間違えた問題だけを繰り返す。ここから進みが速くなります。
スミス親方計算問題については、理解より先に解く手順を固めることが大事でした。 同じ型を何度も解いて、迷いのない状態にする。計算の型が固まると、全体の見通しが一気に良くなります。
📌 具体的な回し方はこちら
「1〜2周 → 3周目以降 → 直前」の具体的な回し方と、計算で詰まったときの立て直し方は、過去問対策の記事にまとめています → 排水設備工事責任技術者の過去問対策|標準問題集の回し方
2か月の学習設計|1か月目は動画、2か月目は問題集
先に結論です。30〜50時間は一気に詰め込む時間ではなく、2か月に分けて置くと現実的な量になります。
- 1か月目:動画で全体像に触れて、問題集に入る抵抗感を消す
- 2か月目:標準問題集を繰り返し解いて、正答が安定する状態を作る
長時間を一気に作るより、2か月で回せる形に置く。この設計のほうが、仕事を続けながらでも崩れにくいです。
ただし、この2か月は予定を組むための枠であって、ゴールそのものではありません。 2か月経ったから本番に入るのではなく、迷わず答えられる状態まで持っていけたか——判断はそこだけです。
直前期にやったこと(特別なことは、していません)
直前になると「何か特別な対策があるのでは」と探したくなりますが、 私がやっていたのはひたすら標準問題集でした。それだけです。
直前に新しい教材を開くと、知らない問題が一度に出てきます。 仕上がってきているのに、「まだこんなに解けない」という感触だけが手元に残ります。 最後まで同じ1冊を回しているほうが、逆に「これは見たことがある」が積み上がっていきました。 残りの時間を、不安を増やす側に使わずに済みます。
ただ、今の私がもう一度受けるなら、直前の目標をもう少しはっきりさせると思います。 標準問題集の正答率が9割で安定するところまで——そこに届いたら本番に入る、という決め方です。
私のやり方|動画を助走に使って問題集へ入る
先に結論です。動画は主役ではなく、問題集に入る重さを下げるための助走として使うと機能しました。
ステップ1:まず動画で顔合わせをする
私が最初に感じた壁は「問題集を開くのが重い」でした。 そこで1か月目は、動画で全体像に触れることを優先しました。深く理解しようとせず、専門用語と最初に顔合わせする期間として使います。
最初から問題集に入るのが重い人は多いと思います。動画で雰囲気をつかむだけでも、十分に前進です。
私が使った動画教材はこちらです → TGS|排水設備工事責任技術者 eラーニング
私が購入したのは2021年で、当時は教科書を読み上げる形式の講義でした。派手さはありませんが、試験の全体像をつかむ助走としては十分でした。 現在はAI音声による形式になっているようなので、最新の内容は公式ページで確認してください。
動画の役割は2つです。専門用語へのハードルを下げること、そして計算問題の解説を見ること。この2つで十分でした。
リクルド(旅する書庫番)歩きながら視聴で「学習+運動」を同時にやる
座って動画をじっと見ていると、飽きて眠くなります。 そこで私はランニングマシンで歩きながら、前にタブレットを置いて視聴していました。
- 時間は30分程度
- 学習と運動が同時にできる
- 朝活と相性がよく、習慣にしやすい
ステップ2:問題集に入ると、動画が効いてくる
先に動画で全体像に触れておくと、問題集を解き始めたときに「あ、動画で見たやつだ」とつながります。 問題集で詰まった箇所だけ動画を見返す。この往復ができると、理解が一気に深まりました。
長老チャットラー1日の勉強時間|朝活は「2か月だけ起動」でした
先に結論です。資格を取るために、朝型人間になる必要はありませんでした。試験の2か月前に朝の枠を起動して、終わったら元に戻す。それで足りました。
私の実際の形
排水を受けたころ、私は朝活を習慣にしていたわけではありません。 試験の2か月前になったら朝5時に起きるようにして、試験が終わったら、また元の生活に戻っていました。 その前に受けた第二種電気工事士のときも、同じやり方です。
つまり私は、朝5時に起きられる人間に変わったわけではありません。2か月のあいだ、起きる理由があっただけです。
当時の私の朝(排水・2か月間)
- 枠:朝5:00〜6:30
- 実際に手が動いていたのは、そのうち1時間くらい
- 中身:動画視聴(1か月目)/標準問題集(2か月目)
- 毎日きちんと座れていたわけではありません
座れなかった日は、諦めていました
仕事で大ハマりして帰宅が遅くなり、寝る時間まで削られた日は、朝の勉強は諦めて体力回復を優先していました。
その判断は、今も間違っていなかったと思っています。 睡眠を削って積んだ1時間より、翌週も動ける体のほうが、2か月というスパンでは効きます。
私は座れなかった日があっても、そこで諦めず続けられたことが大きかったと思っています。積み上がるのは、座れた日のほうです。
だから、この記事は「毎日やりましょう」とは言いません。私自身がそうできていないからです。 2か月のあいだに座れた日を積み上げた結果が、30〜50時間という総量でした。
朝の枠がいい理由(気合いの話ではありません)
夜の1時間は、その日の仕事しだいで消えます。 トラブル対応で帰りが遅くなれば、その時点で予定は無くなります。 夕食と風呂を済ませて机に向かうころには、もう頭が動かない日もありました。
朝の枠が潰れにくいのは、気合いがあるからではありません。 5時の時点では、まだその日の予定が何も始まっていないからです。 仕事に押し出されない時間帯は、そこしか残っていませんでした。
それでも起きられない日はあります。そのときは、上に書いたとおり諦めていました。 一生続ける習慣ではなく、2か月だけ立ち上げる装備として考えると、始めるハードルはかなり下がります。
なお、夜勤や家庭の事情で朝がどうしても作れない人もいます。その場合は、朝である必要はありません。 大事なのは時間帯そのものではなく、その日の仕事に押し出されない枠を1つ決めておくことです。昼休みでも、通勤時間でも、条件は同じように働きます。
📌 時間をかけても届かないと感じるとき
私がつまずきやすいと感じたのは、時間不足よりも足切り(法令・技術の片方が基準未満)と計算でした。どこで落ちやすいかは人によって違うと思いますが、私の場合はこの2つです。落ち方の整理は、難易度の記事にまとめています → 排水設備工事責任技術者の難易度|足切りと計算の注意点
よくある疑問
私の場合の目安は30〜50時間でした。ただし一気に確保する時間ではなく、2か月で少しずつ積む目安として見てください。 私が大事にしたのは時間そのものより、標準問題集の正答が安定した状態で本番に入れるかどうかでした。
私は標準問題集だけで進めました。教材を増やすより、1冊を「過去問」として回すほうが、私の場合は手応えがありました。
私は仕事を続けながらでした。試験の2か月前から朝5:00〜6:30を枠にして、実際に手が動いていたのは1時間ほどです。 ただし毎日ではありません。仕事で遅くなって寝不足の日は、諦めて体力回復を優先していました。 朝型人間になる必要はなく、2か月だけ枠を立ち上げるという考え方が、私には現実的でした。
絶対の正解はありません。私が排水を受けたときは3回転ほどでした。今もう一度受けるなら、正答率が9割で安定するまで仕上げると思います。 回数ではなく、「もう迷わず答えられる」状態になったかで判断してください。
必須ではありません。最初から問題集に入れるなら、動画なしでも進められます。 ただ、専門用語への抵抗を下げたり、計算問題の流れをつかんだりする助走としては役立ちました。 大事なのは動画を見ること自体ではなく、そのあとに標準問題集へ入って正答を安定させることです。
2か月前から固定枠を作る形が、私には現実的でした。ただしこの試験は都道府県ごとに実施されていて、試験日も申込期間もそこで決まります。先に自分の県の日程を確認してから逆算してください → 排水設備工事責任技術者の試験日はいつ?|要項で見る5項目と申込の流れ
まとめ|今日できる小さな一歩
- 目安は30〜50時間。一気にではなく2か月で積む
- 標準問題集は86問ほど(私が使ったもの)。最初の1〜2周は重く、あとは速くなる
- 朝活は試験の2か月前に起動して、終わったら元に戻す。毎日できなくていい
- 当時の私は3回転ほどで受験。7回転はこの試験のあとに確立した目安
- 私が本番に入ると決めた基準は、時間でも回数でもなく「もう迷わず答えられる」状態
勉強時間を検索してしまうのは、間に合うかどうかを確かめたいからだと思います。私も同じでした。
でも、時間はいくら数えても安心にはなりません。安心をくれるのは「もう迷わず答えられる」という手応えのほうです。焦らなくて大丈夫。まずは1冊を回すところからで十分です。
途中で止まっても、ここに書いた道筋が消えるわけではありません。分からなくなったら、また戻ってきてください。
※本記事は筆者の実体験に基づく内容です。必要な勉強時間・回転数の感じ方には個人差があり、合格を保証するものではありません。試験制度・受験資格・試験日・出題範囲は自治体や年度によって異なり、変更される可能性があります。最新かつ正確な情報は、必ず自分が受ける自治体・試験実施機関および日本下水道協会等の公式情報でご確認ください。

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