📘 7回転システム|連載シリーズ
← 第3章:7回転を“生活の中”で回す設計【第4章】武器(道具)を揃える
── 習慣を“軽く回す”装備設計 ──
7回転を生活に乗せるだけでも勉強は充分に回ります。ですが、さらに「軽く」「自然に」「止まらず」に回すためには、道具の力を借りる設計が不可欠です。
この章では、私が実際に使っている“武器セット”と、それをどう生活導線に組み込んでいるかを解説します。
勉強は「努力」より“装備”で軽くなる
続けられる人は意志が強いのではなく、入口が軽い。逆に続かない人は意思が弱いのではなく、スタート位置が重いだけです。
道具とは「頑張るための武器」ではなく、「頑張らなくても始まる仕掛け」。まずここを理解できるかが分岐点になります。
続かない理由は“人”ではなく道具の重さ
「継続できないのは自分の根性不足」ではありません。準備・配置・手間が重い道具を選んでいるだけです。
立派な教材ほど準備が必要で、始める前に疲れてしまう。だから続かない。これは意志の問題ではなく、道具設計の問題です。
私の“武器セット”|開いた瞬間もう学習が始まる
一番の主武器は SAT(動画学習)です。これは現場・技術系資格に特化した教材で、私はこれを入口にして、次の3つの資格に合格しました。
- 第二種電気工事士
- 給水工事主任技術者
- 1級管工事施工管理技士補
そして、このSATを“すぐに起動できる状態”で待たせているタブレットが、私の実質的な最強装備です。さらにランニングマシンに常設することで、「触れた瞬間に学習」が実現しました。
継続率を決めるのは“どこに置くか”
道具の価値は性能ではなく、距離です。1メートル遠いだけで意志が必要になる。ゼロセンチなら意志はいりません。
だから私は「触れた瞬間=開始」の位置に常時スタンバイさせています。これは習慣ではなく“設計”です。
整った道具は、意志ではなく“流れ”で私たちを前へ運んでくれる。
道具は“習慣の入口”を固定する補助輪
タブレット × SAT × ランニングマシン。この3点が一体化することで、導線そのものが入口になり、「もう始まっている状態」が完成します。
第4章のまとめ:道具は“意志の代わりに”回してくれる
学習を止めるのは根性不足ではなく、入口の重さです。道具は“勉強を支えるもの”ではなく、“開始の一歩を肩代わりする装置”です。
武器は磨かれ、鞄は軽く。
道具がそろった今、残るは戦いの地図――どの順で、どの敵を倒すか。
さあ、クエストの計画を立てよう。

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