QGSの全体像|手取りを4分割して“毎月25%を貯蓄・投資に回す家計の作り方”

アサネコ王国の執務室でQGSの家計図を広げ、家計の4分割(固定費・変動費・自己投資・貯蓄投資)を解説するシーンのイラスト

「節約しているのに貯まらない…」
「来月の支払いが不安…」
「投資を始めたいけど、そもそもお金が残らない…」

そんな悩みを抱える旅人にこそ知ってほしいのが、アサネコ王国で語り継がれる財務術── QGSメソッド
家計を4つのエリアに分けるだけで、不安は静かに薄れていきます。

朝霧が晴れ、アサネコ王国の城壁が金色に輝くころ。
旅人である“あなた”は〈王様の間〉の前に立っていた。

そこでは多くの者が悩みを打ち明けていた。
「なぜかお金が残らない…」「節約してるのに貯蓄が増えない…」

白髭の書庫番――リクルドはあなたを見つめ、巻物を取り出す。
「これが王国の財務術 “QGS” の地図です。」

目次

QGSの王国地図を歩く──4つのエリアを物語で理解する

QGSの家計4分割を示した巻物風の円グラフイラスト(固定費・変動費・自己投資・貯蓄投資の25%配分)

リクルドが広げた地図には、王国の財務を支える「4つのエリア」が描かれていた。
この4つさえ押さえれば、家計の流れは整う。では、一緒に旅に出よう。

① 固定費:最小で強い〈城壁〉

あさねこ家の固定費は住居費(住宅ローン)+医療保険のみ。
城壁は“最小で強く”が王国の鉄則。軽いほど、国はよく動く。

② 変動費:暮らしが流れる〈市場〉

あさねこ家の市場(変動費)には、日々の支出が集まる。

  • 水道光熱費
  • 食費
  • ハミングウォーター
  • 日用品
  • 医療費
  • 交通費
  • 自動車関連
  • 太陽光ローン
  • りく飼育費用
  • 父関係
  • 姉送金
  • 手数料
  • 税金
  • 使途不明金

市場に集めることで、どこで使いすぎたかが一瞬で分かる。

③ 自己投資:未来を磨く〈ギルド〉

あさねこ家では通信費も自己投資。勉強・ブログ・情報収集は未来の資産になる。

  • 通信費
  • 資格・書籍購入
  • 衣服費
  • 保育費・習いごと
  • 交際費・娯楽費
  • 便利グッズ
  • 副業

衣服・娯楽・交際費も、自分と家族に“掛け替えのない思い出”をつくる立派な投資である。

④ 貯蓄投資:未来を満たす〈財宝庫〉

財宝庫には未来を支える金貨が積み上がる。

  • 生活防衛資金
  • NISA
  • iDeCo
  • 終身保険
  • 葬式積立

QGSの核心 ― 手取りを4分割し、まず“未来の25%”を守る

QGSの本質はシンプル。
「手取りを4分割し、25%ずつ配分する」

固定費25%、変動費25%、自己投資25%、貯蓄投資25%。
そして最重要なのが……

給料が入った瞬間に、貯蓄投資25%を先取りすること。

ミケ(仕組み職人)

まず25%を先取りするんです。残りで生活設計ですにゃ。

リクルド(旅する書庫番)

ここが仕組みの核なんですよ。貯蓄率が安定します。

■ 手取りから25%を確保するとこうなる

  • 手取り30万円 → 75,000円を未来へ先取り
  • 手取り45万円 → 112,500円を未来へ先取り

25%さえ守れば、他がズレても問題ない。

貯蓄投資25%は“全部NISA”ではない ─ 特別費も含めていい

アサネコ王国の巻物に書かれた特別費リスト。固定資産税、自動車税、火災保険、家の修繕積立、衣服費、イベント費、ペット医療費などをまとめた家計図解イラスト。

「毎月25%も投資なんて無理…」と感じるのは当然。

でも本当のQGSはこうです。

“1〜3年で必ず来る特別費”も貯蓄投資25%に入れてよい。

ミケ(仕組み職人)

「税金も車検もイベントも、“いきなり来る敵”じゃないニャ。
カレンダーに書ける未来なら、こっちの勝ちニャ。」

  • 固定資産税・自動車税
  • 車検
  • 火災保険
  • 家の修繕積立
  • ペット医療費(リク基金)
  • 衣服費
  • 旅行費
  • 誕生日・イベント費

■ あさねこ家の終身保険のリアル

あさねこ家には、もうひとつ大切な積立があります。
それが低解約返戻金型の終身保険

30歳の頃、親の勧めで契約したもの。深く考えずに加入したものでした。

・毎月積立:6,291円
・死亡保険金:300万円
・満期:55歳(現在15年目)

コールセンターに確認したところ、 今の解約返戻金:約70万円 満期なら:約200万円

迷い続けた末に、55歳まで積み立てて子どもの大学資金に充てると決めました。
もし自分に何かあっても300万円が家族を守る。 そう思うと、この保険は財宝庫の“一つの引き出し”なのです。

リクルド(旅する書庫番)

「財宝庫には“長く積み上がる金貨”も必要なのです。」

【実例】QGSを実践する “あさねこ家” の家計マップ

リクルドと仕組み職人ミケがアサネコ王国の執務室でQGS家計図を指し示しながら家計戦略を話し合うシーンのイラスト

リクルドはあなたに、運営者あさねこ家の実例を示してくれた。
これは物語ではなく、現実世界の取り組みだ。

① 固定費(城壁):最小で強い2つだけ

あさねこ家の固定費は住居費(住宅ローン)+医療保険のみ。
あえて光熱費・車関係は入れず、月ごとに変動する支出はすべて市場へ分類している。

城壁を“最小で強く”することで、家計の自由度が大幅に上がった。

② 変動費(市場):暮らしの中心をすべてここに集める

市場には、あさねこ家の“日々の動くお金”が集まっている。

  • 水道光熱費
  • 食費
  • ハミングウォーター
  • 日用品
  • 医療費
  • 交通費
  • 自動車関連
  • 太陽光ローン
  • りく飼育費用
  • 父関係
  • 姉送金
  • 手数料
  • 税金
  • 使途不明金

月によって増減するものはすべて市場へ。“見える化”が徹底されている。
その結果、どこで使いすぎたかが一瞬でわかる家計になった。
※父関係、姉送金というのは父の介護で姉にも手伝ってもらっている為このような項目になっている。
 人に合わせてカスタマイズできるのがZaimのすごく良い所。

③ 自己投資(ギルド):通信費も“未来をつくる投資”へ

あさねこ家は、通信費を自己投資として扱っている。
資格勉強、読書、ブログ運営、情報収集…
そのすべては未来の収入や豊かさにつながるからだ。

  • 通信費
  • 資格・書籍購入
  • 衣服費
  • 保育費・習いごと
  • 交際費・娯楽費
  • 便利グッズ
  • 副業

衣服費・交際費・娯楽費を自己投資に入れているのは、
“掛け替えのない思い出づくり”が立派な投資だからだ。

自己投資は「自分への仕入れ」。
ここに流したお金は、未来の自分が必ず返してくれる。

④ 貯蓄投資(財宝庫):長期と短期の積み立てを統合

財宝庫には、未来の安定と積み上がりを生むお金が集まる。

  • 生活防衛資金
  • NISA
  • iDeCo
  • 終身保険
  • 葬式積立

さらに重要なのは、ここに特別費の積立も含めていることだ。
我が家では特別費の積立は生活防衛資金に入れている。
固定資産税・車検・保険更新・家の修繕・旅行費・イベント費…
これらを前もって積み立てることで、突発的な出費がゼロの家計が実現している。

リクルドは巻物を閉じながら、旅人であるあなたに言う。

「QGSは、“未来に強い家計”をつくる王国の財務術。 あさねこ家の例は、そのひとつの形にすぎません。」

白猫ミーナ

「正直、“25%を未来に回す”って最初は無理だと思ったニャ…。
でも特別費も含めていいなんて知ったら、ちょっと安心したニャ。
20%→22%→25%って、少しずつでも全然OKなんだニャ。」

リクルドは巻物を閉じ、あなたに静かに微笑んだ。

「未来の25%を、最初にあなたへ。 この一歩が、王国の財宝庫を満たす力となります。」

朝日が差す道が、あなたの目の前で輝いていた。
あなたは深く息を吸い、その道へ歩き出す。

── 未来の25%を守る旅は、今ここから始まる。

※QGS(Quick General Spending)は、 マネーセンスカレッジ さんが提唱している家計管理メソッドです。
私はこの考え方に出会い、自分たちの暮らしに合わせてアレンジしながら実践してきました。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次